「自由にする」って、子どもも大人も難しいよね。
ツイッターのタイムラインに流れてきた「自由が苦手な子」というタイトルの育児漫画。
さざなみ さんという方の漫画でした。
さざなみ さんのInstagram→instagram.com/sizuqphi
さざなみ さんの娘ちゃん(年少さん)の幼稚園での自由時間に、娘ちゃんが泣き出してしまうっていうお話。
先生の言うことをきちんとやりたい娘ちゃん、
なのに「自由にしていいよ」なんて急に言われて、何をしていいのかわからないんじゃないかな、
って さざなみ さんは気づいて、
娘ちゃんに「自由時間になったら、お庭にどんなお花があるか見つけてお母さんに教えてね。」と話します。
「やること」ができた娘ちゃんは楽しく自由時間を過ごせるようになりました。
さざなみ さんのInstagram→instagram.com/sizuqphi
この漫画を読んで息子の幼稚園時代を思い出しました。
息子の幼稚園も、とても自由時間の多い幼稚園で、外で遊んでも、部屋で遊んでもいい時間がたくさんありました。
でも息子もまさに さざなみ さん の娘ちゃんと同じ性格。
幼稚園での息子は、他の子が遊んでいるのをじっと見ていることが多かった様に思います。
「あー、何していいのかわからないのかな。」とは思ったけれど、
さざなみ さんのように、私は息子に声をかけてあげれてなかったな、と胸がチクっと痛くなりました。
決められたことをするのは嫌。自分の思う通りにしたい。そんな子もいるだろうし、
反対に決められたことをきちんとやりたい、と思う子もいる。
子どもも成長して行く中で、どんどん変わっていくだろうけど、その時その時の子どもの心をちゃんとわかってあげようとしていたかしら、なんて考えちゃいました。
この「自由」って厄介ですよね。
大人になっても、
仕事や企画を考えるのに、「なんでもオッケー、自由に作って。」なんて言われたら、なかなか難しい。
何かテーマや縛りがあったほうがずっと考えやすい。
息子が小学校三年生の時、急に絵が上手になったことがあって、大きな美術館に飾ってもらったり、賞をもらったり。
その時の担任の先生の、絵の描き方の指導がすごく良かったんだと思う。
小学校の体育館に、子ども達の作品をクラスごとにずらっと並べてある時があって、
その時の息子達の課題は「笛を吹く友達」
息子のクラスの子ども達の絵は、本当に素晴らしくって、どの絵も力強く、個性的。
でもよく見るといくつか共通点が。
- 画用紙いっぱいに友達が書かれている。
- 笛を持つ手が大きく描かれている。
- 服がカラフル
息子に聞くと、先生に言われたらしい。
「絵は画用紙いっぱいに描くこと。描く友達は、なるべく正面を向いてない方がいい。笛を持つ手が主役のつもりで。洋服は今着ている服じゃなくていい。その子に似合う服、好きな服を描くこと。」
決まりはたくさんあるけど、でもどの絵もすごく個性的。
(他のクラスの絵は、体操服の友達が真ん中に正面向いて小さく描かれていた::)
息子はきっと抽象的な説明じゃなくて、詳しく、わかりやすい先生の指導がハマったんだろうな。
クラスメイトのママさんは、「うちの息子は、いっぱい言われて楽しくない」と言っていたっていうから、ホント、子どもの指導って難しいね。
親は、その子にあった声かけを見つけてあげたいね。
いや、なかなか出来てないけどね。
16年、親をやってるけど、
今、試験前日にぐーぐー寝てる息子に、なんて声かけてやればいいのか、わかりません。
あー、どうしようかな。。。