「ラン活」男の子のランドセル選び方。6年間使ってみての感想。
Yahoo!ニュースに「ランドセル商戦、早くもピーク」という見出しがありました。
来年1年生のお子様をお持ちのパパママ、「ラン活」真っ最中のご家庭も多いのでは?
ぐりん も数年前、息子のランドセル選びに色々検索したのを思い出します。
悩んで選んだランドセル、実際使ってみて、そして使い終わった今の感想です。
男の子のランドセル、丈夫だったらそれでOKだよ!
結論から言うと、男の子のランドセルは「6年間丈夫に使える」ものなら、それでいいかな。
私も息子のランドセル選びは、それなりにいろいろ調査し悩みました。
先輩ママにいろいろ聞くも、
「買うまでは悩むけど、実際使い始めれば、多分どれを買っても、なんの問題も無い。」
と言う回答。
そして私も、これからランドセルを買おうとしているママさんから相談されれば、同じ回答をすると思います。
よほど安いもので無い限り、壊れることなく6年間使えるだろうし、不便なものは無いのではと思います。
小学生男子のランドセルの現状
入学式のスーツに背負われたピカピカのランドセル。
でも1年後には、放課後のグランドの隅に転がり、砂ぼこりを被り、そしてランドセルの中からは砂やゴミがザザーって出てきたり。
学校の帰り道、じゃんけんで負けた子が2、3個のランドセルを引きずるように持っていたり。
いつまでもリビングにランドセルが転がってるので、「片付けなさい!」というと、足で蹴って部屋の隅に押しやられたり。
多くの男の子はこんな感じではないでしょうか。(うちの子だけ?いえ、一応ママ友に調査したところ、みんな大きく頷いてくれました。)
1万円のランドセルでも10万円のランドセルでも、子どものランドセルの扱いは同じだと思います。
大人が10万円のカバン買ったら、そりゃもうすごーっく大切にしますよ。ねェ。
でも子どもはどうかな。いえ、親だって、買ったその時は「10万円のランドセル」と意識していても、学校生活が始まれば、忘れちゃうかな。
でも、買う時は悩んじゃいますよね。じゃあ、私もなんでそんなに悩んだのか、考えてみました。
一つは「6年間という長期間使うものだから」
そして「高価なものだから」
なんといっても「一生に1回の買い物だから」
そこで、小学校を終えた息子のランドセルをみて、私の「ラン活」ポイントを紹介したいと思います。
まずは「軽い」こと。
だってね、重いんですよ、教科書って。
私たちの子どもの頃とは違って、紙の質がとてもいいんです。
フルカラーの教科書だから、とにかく重い。
あとね、これはうちの子だけかと思っていたのですが、ママ友さんたちに聞いてみると「男の子あるある」らしいのが、
「時間割を合わせないから、毎日全教科持って行く」
衝撃でしょ?1年生の頃は一緒に次の日の準備をしていたけれど、学年が上がっていくと自分で準備するでしょ。
でもね、そういえば息子が時間割合わせているの見たこと無いな〜て思って、ある日息子に聞いてみると、
「忘れ物をしたく無いから、毎日全部持って行く」と当然のように言ってました。
あと、とにかく手に荷物を持ちたく無いから、入るものは全てランドセルに入れます。
水筒とか給食袋とか、なんなら鍵盤ハーモニカも横にはみ出して入れようとしてました。さすがに危ないので止めましたが。
だから私は迷わず「クラリーノ」を選びました。
クラリーノならおよそ1100g
牛革だとおよそ1400〜1500g
300gの差は大きいと思います。
ただ売り場でクラリーノのランドセルと牛革のランドセルを見ると、やっぱり牛革のランドセルの方が素敵に見えるんです。色、風合い、全然違います。「やっぱり牛革にしようかしら」って迷ってしまいます。だからね、比べてはダメなんです。ウチはクラリーノを買う!と決めたら、牛革は見ない方がいいですよ。
<その1> で書いた通り、なんでもランドセルに入れたいんです。手に持ちたく無いんです。水筒だって、給食エプロンだって、上靴だってぎゅうぎゅうに入れて帰って来ます。
今は A4 ファイル対応が当たり前で、どんどん大きくなっているみたいですね。
それから、ランドセルを開けた時の手前のポケット。
これ、大きいマチのものでないと、何にも入れられなくて、ゴミの溜まり場になる恐れが。
マチが大きければ筆箱を入れたりできるので、このポケットもチェックポイントです。
息子が買った時は池田屋さんのランドセルには「ピカちゃんランドセル」って名前が付いていたけど、今ホームページを見ると、どこにも「ピカちゃんランドセル」とは書いてないです。もう「ピカちゃん」っていうの、やめたのかしら?
息子のランドセルに選んだのは、クラリーノの黒。(色は息子の希望)
池田屋さんのランドセルにした理由は、「丈夫で軽くて大きくて」の私が望む条件プラス、余計は装飾がなく、本当にシンプルなランドセルだったから。価格も納得できるお値段でした。
細かいところで、いいなと思ったポイントは、給食袋を掛けるフックがとても使いやすいんです。フックの先端にV字の切れ込みが入っているので、袋を掛けるときも、外すときも、フックにヒモを掛けて下に引くだけ。片手で簡単に着脱できます。
それから、ランドセルの蓋のロックは、一般的にはヨコ穴ふたつ式のロック。穴にあわせて金具をはめるのが意外と大変。でも池田屋さんのランドセルは、タテ穴ひとつ式の「池田屋ロック」。迷わず入れてロックするだけ。荷物の量に応じて3段階に調整も可能。ロックは左右どちらにも回るので利き手を選ばずスムーズに開閉できます。
池田屋のランドセルは、装飾や格好良さの追及より、子供の使いやすさを追及しているランドセル という印象です。
ランドセルを買う行為は、子どももきっと特別なワクワク感を持っているんじゃないかな。
ブランドや材質は「お値段の問題」があるから親が決めて、
後の色やデザインは楽しく子どもと選べるといいですね。
最初にランドセルを背負った子どもの笑顔が見れれば、それでオッケーですよね。
6年間保証は使うことなく終わった息子のランドセル。まだまだ使えそうです。みんなはどうしているのかな。
燃えるゴミ?思い出のランドセルを捨ててしまうのは、なんだか…ですよね。
使い終わったランドセル、途上国に寄付することができます。
ランドセルの寄付を承っている団体を紹介しておきます。
役目を終たランドセルをアフガニスタンに寄贈し、
子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動です。
アフガニスタンでは、いまだ多くの子ども達が学校教育を受けられていません。特に、女子は男子に比べ教育を受ける機会が少ないそうです。日本から贈られるランドセルは、大きく、光ってカラフルで、形に特徴があるためとても目立つそうです。何もない農村地域に日本からのランドセルは、学校へ通う子どもたちの象徴となり、貧しくて子どもの就学に積極的でなかった親も、ランドセルを背負わせて勉強させてやりたいと気持ちが芽生えてきたそうです。
子どもと一緒に、使い終わったランドセルについて話すのも、いいですね。